ホームページ用の写真は、撮影前に「どのページで何を伝えるか」を決めると準備しやすくなります。会社の雰囲気を伝える写真と、商品や作業を正確に見せる写真では必要な撮り方が違います。掲載位置から逆算して撮影リストを作りましょう。
ページ別の撮影リストの例
| 掲載先 | 必要な写真 | 撮影時に残す余白・情報 |
|---|---|---|
| トップ | 仕事風景やサービスを象徴する場面 | 文字を重ねる側の余白、縦横の切り抜き余地 |
| 会社案内 | 建物入口、執務室、代表者 | 初めて訪問する人が分かる入口と外観 |
| サービス | 作業中の様子、使用設備、提供物 | 何をしているか分かる手元と周辺 |
| 採用 | 実際の職場、チームの仕事風景 | 働く環境が誤解なく伝わる範囲 |
| 事例 | 対象物、完成物、変更前後 | 比較できる角度、掲載許可の範囲 |
これは撮影項目の例です。人物を掲載しない方針なら、作業場所や道具、提供物などで事業の実態を補います。
PCとスマートフォンの両方で使うために
横長の写真をスマートフォンで縦に切り抜くと、端にいる人物や重要な機器が欠けることがあります。重要な被写体を中央付近に置いたカット、左右に余白のあるカット、縦位置のカットを撮っておくと対応しやすくなります。
画像の中にキャッチコピーを焼き込むと、縮小時に文字が読みにくくなります。主要な説明はページ側の文字で表示し、写真はその理解を助ける役割にします。撮影前に画面案を撮影者へ渡すと、使える写真を選びやすくなります。
スマートフォンで撮るときの確認
レンズを拭き、明るい場所で手ぶれを抑え、不要なデジタルズームを避けて撮ります。人物だけに注目せず、背景の書類、ホワイトボード、PC画面、他社ロゴなども確認してください。
編集済みの小さな画像だけでなく、元画像も保管します。サイトへ掲載するときは表示サイズに合わせた画像を作り、写真の重さが表示の負担にならないか確認します。必要な画素数は掲載幅と切り抜き方によって変わります。
撮影当日の進め方を決めておく
撮影リストに、場所、出演者、必要な道具、予定時間、掲載先を書きます。通常業務を止められない場所は先に調整し、映り込む書類や画面を片付けます。作業を再現する写真なら、実際には行わない危険な手順や誤った使い方になっていないかも担当者が確認します。
撮影後は、見栄えだけでなく掲載目的に合うかを選びます。人物の表情が良くても、必要な作業が切れていれば説明用に使いにくい場合があります。掲載する画像と原本を分けて保管し、切り抜きをやり直せる状態にします。
写真素材・AI画像と実写を使い分ける
イメージを補う用途には素材写真やAI画像を使えますが、実際の社員・オフィス・施工実績と誤認させる見せ方は避けます。自社の事実を伝える写真は、実物を確認できる素材を使う方が説明の裏付けになります。
人物、顧客施設、商品、撮影者の写真などは、利用できる媒体や加工範囲を確認し、許可の記録を残します。退職や掲載終了の申し出があったときに差し替えられるよう、元画像と掲載先を対応させて管理すると運用しやすくなります。