本文へ移動

ホームページ制作の見積書の見方|「一式」「SEO対策」の確認項目

ミライウェブ株式会社 代表取締役 工藤 魁

監修者

工藤 魁

ミライウェブ株式会社 代表取締役

ミライウェブ株式会社 代表取締役。経営学修士(MBA)。中学生の頃からWeb制作に携わり、現在は企業のホームページ制作・運用、Webマーケティング、システム開発などを手がける。経営とITの両面から企業の課題解決に取り組み、Web活用や生成AIに関する書籍も執筆している。

見積書は、総額より先に「何を納品し、誰が何を準備するか」を確認します。「制作一式」でも範囲が明確なら判断できますが、「SEO対策」「WordPress対応」などの名称だけでは作業内容が分かりません。提案書とページ一覧を合わせて読みましょう。

見積項目ごとに質問すること

項目確認したい質問
企画・進行管理構成提案、打ち合わせ、社内意見の整理はどこまで含まれますか
デザイン何種類の画面を作り、スマートフォンはどう確認しますか
ページ制作一覧と詳細、記事入力、完了画面はどう数えますか
WordPressどの情報を自社で変更・追加できますか
原稿・写真支給素材の調整ですか、取材・撮影から依頼できますか
フォーム通知、自動返信、入力エラー、迷惑送信対策を含みますか
SEOタイトル、構成、移行、記事制作のうち何を行いますか
公開作業サーバー設定、URL転送、メール確認は含まれますか

質問への回答は、口頭だけで終わらせず、見積書の補足や議事録に残します。見積もり有効期限、税の扱い、支払いのタイミングも確認します。

「10ページ」の数え方をそろえる例

サービス3ページ、事例一覧1ページ、事例詳細5件がある場合、画面設計は共通でも入力は5件分必要です。事例詳細のテンプレート費と投稿作業費が分かれているか、5件まで一式に含まれるかを確認します。

フォームの確認画面、完了画面、個人情報の取り扱いも対象に含むかを確認してください。ページ一覧に印を付けるだけでも、抜け漏れを発見しやすくなります。

修正と追加作業を分けて読む

「修正2回」だけでは、文字の変更と構成の作り直しの扱いが分かりません。デザイン確定前の調整、確定後の方向変更、仕様どおりに動かない箇所への対応を分けて確認します。

追加が必要な場合の連絡方法と、見積もりを確認してから着手する流れも決めます。急ぎの修正依頼でも、費用と納期への影響が不明なまま進めないようにします。

見積もりの質問への回答も保存する

見積書の注記だけでは読み切れない場合、質問と回答を別紙や議事録で残します。例えば「事例20件の移行に画像と表の修正も含むか」「管理画面の操作説明は何人が受けられるか」など、実際に必要な作業を質問します。

最終見積もりが出たら、古い見積もりと混同しないよう版と日付を確認します。口頭で追加された範囲が正式な資料にも反映されているかを照合し、契約後に双方が同じものを参照できる状態にしておきましょう。

公開後の費用は別の欄で確認する

サーバー・ドメイン・ライセンス・保守・更新作業について、金額、契約者、更新周期、解約時の扱いを整理します。月額料金に含むものは二重に合算しません。

最後に、見積書を見ながら「社内が用意するもの」を説明できるか確認してください。自社作業が見えていない見積もりは、契約前に範囲を詰める余地があります。

記事一覧へ戻る