コンテンツ棚卸しは、旧サイトの記事やページを、新サイトで残す・直す・まとめる・廃止するための作業です。アクセスが少ないという理由だけで削除せず、営業、既存顧客、検索からの利用を確認します。判断理由を残すと、移行時のやり直しを防げます。
棚卸し表の基本項目
| 項目 | 記入内容 |
|---|---|
| 旧URL・タイトル | 対象ページを特定できる情報 |
| 用途・担当 | 誰が何のために使うか、社内の確認者 |
| 利用状況 | 検索流入、問い合わせ、営業利用、外部リンク |
| 内容の状態 | 現行情報か、訂正が必要か |
| 対応方針 | 維持、更新、統合、削除、要確認 |
| 新URL・移行方法 | 維持するURLや統合先、転送の扱い |
| 確認期限 | 承認者と作業の予定 |
URLはサイトマップだけでなく、CMS、解析、営業資料からも集めます。PDF、画像、広告用ページなどが通常のメニューに出ていない場合もあるためです。
分類の具体例
| ページの状態 | 判断例 |
|---|---|
| 現行サービスで説明も正しい | 内容とURLを維持 |
| 現行サービスだが料金が古い | 必要箇所を更新 |
| 二つの記事が同じ質問に答えている | 独自部分を確認して統合候補にする |
| 終了サービスで代替がない | 案内の必要性を確認して廃止を検討 |
| 流入は少ないが取引先へ案内する資料 | 営業上の用途を確認して維持 |
終了したサービスでも、既存顧客への案内が必要なら、その情報を残す場合があります。判断できないページは削除せず、担当者へ確認します。
統合するときに確認すること
タイトルが似ているだけで統合を決めず、それぞれに来る検索語と、読者が知りたい内容を比べます。内容が重なる場合は、中心となるページへ必要な説明を移し、旧URLの扱いを決めます。
対応するページがないのに全件をトップへ転送する案は避けます。移行先があるか、適切に終了を伝えるべきかをページごとに判断し、実際の設定は移行担当者と確認します。
ページ数が多いときの進め方
まず主要サービス、問い合わせに近いページ、検索や営業で利用されるページから確認します。その後に類似記事や古い資料を整理します。すべてを同じ精度で一度に判断しようとすると、重要ページの確認が遅れる場合があります。
自動で取得した一覧にも、公開対象外のページや別管理のコンテンツが混ざることがあります。URLを集める作業と、事業上の必要性を判断する作業は分けて進めます。最終的には、確認した人と判断理由を表へ残します。
棚卸しを移行テストにつなげる
新URLが決まったら、旧URLから意図した状態になるかを確認する列を追加します。本文の掲載確認だけでなく、画像、PDF、内部リンクも対象にします。この表を公開後も残せば、問い合わせがあったときに旧情報の行き先を説明できます。