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リニューアルのSEO対策|検索流入を引き継ぐ確認項目

ミライウェブ株式会社 代表取締役 工藤 魁

監修者

工藤 魁

ミライウェブ株式会社 代表取締役

ミライウェブ株式会社 代表取締役。経営学修士(MBA)。中学生の頃からWeb制作に携わり、現在は企業のホームページ制作・運用、Webマーケティング、システム開発などを手がける。経営とITの両面から企業の課題解決に取り組み、Web活用や生成AIに関する書籍も執筆している。

リニューアルでは、URLだけでなく本文・内部リンク・公開設定も変わるため、検索順位や流入が変動する可能性があります。順位を必ず維持する方法はありませんが、旧ページが答えていた疑問とURLの対応を残すことで、移行時の問題を減らせます。

制作前に保存する情報

重要ページのURL、タイトル、本文、内部リンク、検索クエリとクリックの状況を記録します。検索流入だけでなく、外部から紹介されているページやPDFも含めます。どの説明が必要かを確認せず文章を削ると、デザインは整っても答えが不足することがあります。

公開前に確認する技術項目

確認対象見ること
URL維持できるか、変更時の対応先は適切か
本文検索されている疑問への答えが残るか
内部リンク重要ページへたどれるか、新URLへ直接つながるか
canonicalそのページの正規URLが意図どおりか
noindex・robots.txt公開するページを誤って制限していないか
サイトマップ掲載対象のURLと公開状態が整合するか

canonicalは代表となるURLを検索エンジンへ伝える指定です。新サイトなのに旧URLやテスト環境を指定していないか確認します。制御の解除は全ページ一律ではなく、公開すべきページを対象に判断します。(出典:Google:サイト移転とURL変更)

順位が下がったときの調べ方

最初に、重要ページへ正常にアクセスできるか、転送先が正しいか、公開設定に誤りがないかを確かめます。その後に、旧版と比べて本文・タイトル・リンクがどう変わったかを調べます。

サイト全体の平均順位だけではなく、同じページと検索テーマでクリック・表示回数を比較します。需要の変化や広告、季節性も影響するため、変更直後の一日だけで結論を出さないようにします。ただし技術的な誤りが判明したら、様子見をせず修正します。

検証環境の制限を本番へ持ち込まない

制作中の環境には、第三者へ公開しないためのアクセス制限などが必要です。一方、その設定を本番へ誤って残すと、利用者や検索エンジンがページを取得できなくなる場合があります。環境ごとに必要な制限を分けて管理します。

robots.txtでクロールを止めることと、ページを検索結果に出さない指定は同じではありません。担当者には「公開したいページが正しく取得・登録の対象になるか」を確認してもらい、設定ファイルがあるかだけで完了としないようにします。

制作会社へ渡す依頼の例

「検索から見られているページは、構成確定前に扱いを相談したいです。URL対応表と公開前後の確認結果を残してください。本文を削る場合は、どの情報をどこへ移すか分かるようにしてください。」

SEOの引き継ぎは公開日の追加作業ではなく、情報設計からの作業です。デザイン確定後に調べ始めるのではなく、棚卸しと同時に進めましょう。

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