当社のDX推進に向けたビジョン

2023年9月1日

テクノロジーで未来を創造するをミッションステートメントとし、デジタル技術の活用で顧客に価値提供を実施するミライウェブ株式会社は、2030年までにデジタルトランスフォーメーション(DX)のリーダーカンパニーとして、クライアントのビジネス変革と社会のイノベーションを牽引するために、DX推進に向けた当社のビジョンを共有いたします。

デジタル技術が社会や自社の競争環境に及ぼす影響

特にデータ駆動型マーケティングが台頭し、消費者の行動や好みを詳細に分析することで、ターゲットを絞ったパーソナライズされたキャンペーンが可能になっています。また、ソーシャルメディアの普及により、ブランドと消費者との対話が容易になり、リアルタイムでのフィードバックが得られるようになりました。これにより、マーケティング戦略はより迅速かつ効果的に調整され、企業の競争力を高める要因となっています。

DX推進に向けたビション

当社はITの進展に伴い新たな可能性を追求し、クライアントのビジネスの革新と地域社会の向上にこれまで尽力してきました。「革新性と顧客体験」を核とし、東北地方のトップITカンパニーとして先進的な「ビジョン」を提供し続けることが今後も必要だと認識しています。また、競争力を維持・向上させるためには、社会や顧客の変わりゆくニーズを的確に捉え、迅速に環境適応する能力が求められます。その中で、技術システムだけでなく、企業文化の再定義も不可欠です。人材の獲得やリソースの最適化といった課題、効率化の向上やサービス開発の必要性など、これらの問題に対してビッグデータやAIといったデジタル技術を駆使してクライアントと共にデジタル変革を実現するパートナーとして今後もあり続けます。

ビジネスモデルの方向性

当社は、データ活用とデジタル技術を駆使したビジネスモデルの変革を目指しています。この変革の核となるのは、顧客中心のアプローチの強化です。詳細なデータ分析により、顧客の行動パターンや好みを深く理解し、それに応じたカスタマイズされたサービスや製品を提供します。これにより、顧客満足度の向上とともに、当社の製品やサービスへの信頼を築きます。

また、リアルタイムデータ分析を活用して、市場の動向と顧客のニーズを迅速に捉え、ビジネス戦略を柔軟に調整します。新しいマーケティングチャネルの開発を通じて、より幅広い顧客層にアプローチし、当社のブランド価値を高めます。

さらに、デジタル技術によるオペレーションの効率化にも注力し、コスト削減と生産性の向上を図ります。これらの取り組みにより、当社は競争優位を確立し、持続可能で成長志向のビジネスモデルへの変革を実現します。

このような当社の取り組みは、お客様にとっての価値創造に貢献し、より良いサービスを提供することに結びつきます。当社はこの方向性を基に、今後も積極的に技術革新を進めてまいります。

具体的なDX方針

近年のデジタル技術の飛躍的な進化に伴い、企業のビジネスモデルや経営戦略に大きな変化が求められています。このデジタルの波に乗り遅れないための具体的な取り組みとして、まず経営層が一丸となり、デジタル化によって追求するビジネス価値や将来像を明文化します。

さらに、現在のデータ管理やITインフラの状況を詳細に把握し、ボトルネックや非効率な部分を明確に特定いたします。具体的には、売上データや顧客情報の一元管理状況、システムのレイテンシー評価などを行うことで、改善点を洗い出します。

また、最新の技術トレンド、特にAIやビッグデータ、IoTの導入を検討し、生産効率の向上や顧客体験の充実を目指します。具体的にはリアルタイムでのデータ収集・分析を行い、業務の効率化を図る取り組みや、クラウドベースのデータウェアハウスを構築し、データの集約・分析を容易にするデータ戦略の強化も行います。

さらに、デジタル化を推進するための人材を育成することは不可欠です。社内研修を定期的に実施し、従業員のデジタルスキルを向上させることで、全体のデジタル対応力を高めることができます。例えば、PythonやRを用いたデータ分析の基本研修を敵機的に開催します。

最後に、デジタル化が進むことでのセキュリティリスクの増加も念頭に置き、最新のセキュリティツールの導入や、従業員向けのセキュリティ教育を徹底することで、情報漏洩などのリスクを最小限に抑えていきます。

デジタル技術を用いたデータ活用が組み込まれた取組

具体的にはHubspotやNotion、Square等に登録し蓄積されたお客様データを最終購入日や購入頻度、購入金額等によるRFM分析を行い、分析結果からセグメンテーション、ターゲッティングを決め効率的な営業ルートを確立し、お客様目線でより付加価値の高いカスタマイズされたサービスを提供していきます。

また採用育成面では、社員のスキルアセットをNotion等で一元化し、不足しているスキルセットを自動で洗い出すようにGASを用いたシステムを開発し、セキュリティ面ではSPF、DKIM、DMARCといったセキュリティ対策を実施してまいります。これらの取り組みを通じてお客様目線での新たな価値の創出を図ります。

DX推進体制

弊社のシステム開発支援を担当するITソリューション事業部とWeb戦略事業部においてDX推進を担うDX推進戦略ユニットを新たに設立いたしました。また、営業及びマーケティング部門においてもデータ活用を行うデータ戦略室を新設し、データドリブンな営業及びマーケティングを実行して参ります。新設部門は、弊社役員を筆頭とした組織で構成し、当社代表取締役社長の主導で推進いたします。

人材の育成・確保の観点では、具体的な取り組みとして、社内研修プログラムの整備を進めています。新入社員からベテランの方々まで、一人ひとりがデジタル技術の基本から専門的知識までを段階的に学べるカリキュラムを提供していきます。研修を通じて、革新的な技術の変遷や業界の動向をキャッチアップするだけでなく、社員のスキルセットの向上を図るための重要な取り組みとなっています。

また、外部の専門家や講師を招いてのセミナーや、外部セミナーへの参加も奨励しており、最新の技術や情報を直接学ぶ機会を増やしてまいります。このような取り組みを通じて、私たちは常に最前線で活躍できる人材を育成しています。

人材の確保においては、新卒中途問わず、デジタル領域での実績や経験を持つ方々を積極的に迎え入れています。また、学生を対象としたインターンシップのプログラムも検討しており、次世代の才能を早い段階から発掘・育成する取り組みを展開してまいります。

DX戦略実現に向けた環境整備

デジタル技術の急速な進展を背景に、私たちの会社は、デジタル変革の波に適応し、お客様への更なる価値提供を追求しています。この取り組みの一環として、会社環境の整備を積極的に進めています。

私たちは、オンプレミス型のレガシーシステムは社内では一切使用せず、クラウド型の汎用性の高いシステムのみ使用しています。最先端のコンピューターやサーバー、ネットワーク機器を取り入れることで、業務の効率化とスピードアップを実現しています。さらに、モバイルデバイスの提供や、最新のクラウド技術を活用した柔軟な業務環境の構築を進めています。これにより、どこからでも安全かつ迅速に情報へアクセスし、業務を進めることが可能となります。

また、私たちのビジネスに不可欠なソフトウェアの導入や更新も怠りません。クラウドベースの最新アプリケーションをはじめ、データ分析やAIを活用した先進的なツールを組み込むことで、お客様に対する提案やサービスの質を一層高めています。

当然、これらの技術的な取り組みと並行して、セキュリティの強化も怠りなく進めています。セキュリティソフトウェアの最新化や、各種セキュリティシステムの導入を通じて、お客様や私たちのビジネスに関する情報を守り続けることに全力を注いでいます。

さらに、私たちの従業員一人ひとりがデジタル技術を適切に活用できるよう、継続的な教育や研修を提供しています。これにより、全員が最新の技術トレンドやツールを理解し、それをビジネスに生かすことができるよう努力しています。

最後に、私たちは外部との連携を強化し、さまざまなパートナーやベンダーとの関係を最適化しています。これにより、最新のデジタル技術や情報を迅速に取り入れ、お客様に提供することができます。

私たちの会社は、デジタル技術の活用に向けた環境整備を進めることで、時代の変化に柔軟に対応し、常に最前線でのサービス提供を実現しています。お客様のビジネスの成功とともに、私たちも成長し続けるための取り組みを続けて参ります。

DX戦略の達成指標

まず、お客様の満足度の向上を重視しています。デジタル技術の活用によって、お客様のニーズに迅速かつ的確に応え、よりパーソナライズされたサービスや情報提供ができるようになります。その結果、お客様からのフィードバックや感謝の声が増えることを目指しています。

次に、従業員のモチベーションとエンゲージメントの向上も大切な指標となります。デジタルツールの導入により、業務の効率化や新しい働き方の提供が可能となり、それが従業員の働きがいや成果に直結すると信じています。

また、ブランドの評価や知名度の向上もデジタル活用の成果として期待しています。デジタル技術を通じて、新しい価値提供やコミュニケーション手段を模索することで、当社のブランド価値を高めることができると考えています。

さらに、新しいパートナーシップや連携の機会の増加も重要な指標です。デジタル技術の活用は、新しいビジネスモデルや協業のチャンスを生み出す可能性があります。その結果、多様な業界や企業との新しいつながりを増やしていくことを目指しています。

私たちの会社は、これらの定性的な目標をもとに、デジタル技術の活用を進めています。そして、それが実際のビジネスの成果や成長にどのように寄与しているのかを常に評価し、更なる改善を求めています。デジタルの力を最大限に引き出し、お客様や社会に貢献する企業としての役割を果たしていきたいと考えています。また定量的には

(指標1)hubspot、Notion等CRM入力率
【戦略との関連性】データ活用の大元となるデータを営業担当者が日々抜け漏れなく入力をするパーセンテージを測定。CRM入力がデータ活用の重点ポイントとして社内で周知。

(指標2)カスタマイズコンサルティング提案率 
【戦略との関連性】RFM分析の結果を元にセグメンテーション、ターゲッティングを決め効率的かつ、カスタマイズをされたコンサルティング提案を何件できたかを測定。より顧客視点での提案を実施するため。

を指標として進めてまいります。

代表取締役より

私たちの時代は、デジタル技術の進化とその波がビジネスの各面に革命をもたらしています。この変化の中で、私たちの企業も進化し続けることが必要です。このため、私は社長として、デジタルを経営の中心に位置づけることを強くコミットします。

デジタル技術の活用は単なる効率化やコスト削減のためだけではありません。それは、新しい価値を創出し、お客様の期待を超えるサービスを提供するための鍵となります。私たちのビジョンは、デジタルを活用して未来をリードする企業となること。そしてその過程で、お客様、従業員、そして社会全体に価値をもたらすことです。

私たちの取り組みは、新しい技術や方法論の導入だけにとどまりません。それは文化の変革、組織の再編、そして心の態度の変化を伴うものとなります。私たちは、困難を恐れず、常に前向きに、そして柔軟にこのデジタル時代に挑戦し続けます。

お客様とともに新しい時代を築くため、私たちのデジタルへの取り組みと情熱を信じていただけることを願っています。今後とも、私たちの企業とそのビジョンを温かく見守り、支えていただきますようお願い申し上げます。

現在の推進状況としては概ね完了してきてはいるが社内での変革を根付かせるには、さらに数年単位でのコミットが必要であると感じております。

今後とも何卒よろしくお願いいたします。

ミライウェブ株式会社 代表取締役 工藤 魁

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